先日、日本漢字能力検定協会が、平成22年の世相を表す漢字一字を
「暑」と発表し、清水寺の貫主が特大の和紙に
文字を揮毫(きごう)していました。
「暑」が選ばれた理由として、
記録的な猛暑の連続で熱中症にかかる人が続出。
暑さ対策の支出が増えて野菜価格が高騰。
熊なども人里に出没したことから健康や生活、環境にも影響をもたらせた。
チリ鉱山のトンネル内落盤事故で地中の「暑い」中から作業員全員が生還。
突入温度1万度という「暑さ」に耐え、無事帰還した「はやぶさ」
など、勇気と未来へ希望をくれたことなどが理由として挙げられ
ていました。
このニュースを聞いて再び、ガーバー編集担当のK君登場。
『基板屋シーネックスが選ぶ今年の漢字は何だと思いますか?』
と周囲の人に質問してきました。
彼いわく同じ「暑」でも「厚」の方だというのです。
それを聞いた人はみんな首をかしげました。
さて、その理由は?と尋ねると…。
彼が、「厚」を選んだ理由というのは、
今年、手配のミスで、板厚違い、銅箔厚違いのプリント基板を作製して
大騒ぎになったことを挙げていました。
なんとも自虐的な理由で、勇気も希望も何もあったもんじゃありません。
流行語大賞の時は、「銀スル」といううまい選択をしたK君ですが、
これはいただけません。
残念ながら、不採用となりました。
従いまして、2010 基板屋シーネックスが選ぶ今年の漢字は
該当なしとさせていただきます。