2011年1月27日

シンガーソング基板職人

何事も長続きしない私にとって、唯一、35年近く続いている事があります。
それは、ギターの弾き語り。
フォークソング全盛の時代に青春時代を過ごした私にとって、それは
かけがえのないものになっています。
しかし、腕前の方はと言うと自己流の為、35年前とあまりかわらず、
’……?’という感じ。

そこで先日、一念発起して、ギター教室に通うことにしました。
老後はボランティアで老人ホーム等で披露できれば…
という夢を持って…。
まずは20分の体験講習に参加してみました。
中年の男性の先生で、私が訪ねて行くのを待っていて下さいました。

さっそく、レッスン開始、課題曲は『神田川』♪

『そのコード押さえ方が違います』
『違います。そのコードの時のベース音は5弦を弾いて下さい』
『あっ!その押さえ方も…』
イントロを2小節くらい弾いただけでこれです。

結構自信があったのですが、私の想像していた中の最悪の結果に…。
その後は頭の中が真っ白になり、指が動かなくなってしまい、
20分の予定が、5分位で、ギブアップ。
入会を見送ってしまったのは言うまでもありません。
やはり、自己流は通用しませんね。
今さら、基本からやり直しでは…。
 ’ショック!!’
ギターをかついで、とぼとぼと川沿いの道を歩いて帰りました。
大手のギター教室と違い、講習料も安く、まるでシーネックスの
基板代のように格安だったんですがねぇ…。

同僚いわく
『あなたは余計な事を考えず、基板を製造していればいいの!
あなたからプリント基板を取ったら何も残らないぞ!
あなたは基板を作ってなんぼの人間なんだから!』
だそうです。

その晩は、すっかり元気を失い家族も心配するほどでしたが、同僚の
言葉を発奮材料に頑張るぞ。

新たな夢! シンガーソング基板職人をめざして!!

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