2010年3月30日

プリント基板製作用のフィルムについて

松本空港で2月、気象庁職員が航空機向けに発信する気圧データを誤って入力したため、民間機1機が着陸をやり直すトラブルがあったそうです。

この日、誤ったデータをもとに、同空港に着陸態勢に入った日本エアコミューター2271便が、高さ300メートルまで降下したはずなのに、
実際には420メートルまでしか降下せず、機長がこのまま着陸すれば、
滑走路への進入角度が急になり過ぎて危険と判断。
着陸をやり直して、無事着陸したそうです。
航空機は気圧データを元にその高度を割り出しているそうです。

ところで、プリント基板を製造する上で、なくてはならないのが、フィルムです。
これを作画する部屋は、空気圧を上げてホコリなどが外部から入らないように、工夫されています。
また、フィルムは、温度、湿度の影響を受けやすく、しっかり温湿度管理された部屋で作画されます。

作画したフィルムは、2次元側長機で測定し、寸法管理をしています。
さらに、検査機でピンホールはもちろんの事、パターン幅やギャップを検査しています。
プリント基板製造において生産ラインと同様、これらの媒体は、重要な項目です。

リピートタイプの場合は、製造に使用されたフィルムを温湿度管理された環境で保管し、品質管理を行っています。

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