2010年3月26日

基板で股間を…

私は、突然の腹痛でトイレに駆け込むことがよくあります。
これはお客様とパターン設計に関する打ち合わせを済ませた日の帰りの出来事です。
なんとか下車駅までは我慢したのですが、駅のホームに降りたとたん、襲ってきました。
トイレはホームに面した中央部分にあり、一目散にトイレへ…。

ところが、あいにく身体障害者用のトイレしか空いておらず、一瞬ためらいましたが、限界が近い為、利用することにしました。
身体障害者用のトイレはドアーから便座まで距離があり、部屋の奥にドアーの方向を向いて腰かける形になりました。
後に、この距離が大きな悲劇を招くことになるとは、思ってもみませんでした。

爆弾投下!!
危機一髪、難を逃れやっと落ち着けると思ったその時、第2の危機が!!
ドアーをガタガタと開けようとするヤカラが現れました。
振動で、フック式の鍵が上下し始め、声をかける間もなく、鍵がはずれて、ドアーが…。
ドアーは全開し、そこに中年のオヤジが立っていました。
『あ!すいません』と誤ったのはいいのですが、ドアー全開のまま立ち去ってしまいました。
相手もバツが悪かったのかもしれませんね。

解放されたドアーの向こうのホームを歩く人々…。
下半身丸出しで、腰かけてそれを茫然と見つめている私…。
異様な光景に、ドアーを閉めてくれる人は皆無…。
ドアーまでの距離があまりにも遠い…。
おかあさーん助けて!!

その時、私の心の叫びが、母に届いたのか?
私の足元に救世主が…。
パターン設計の打ち合わせの際、お客様から預かった試作のプリント基板。
私の’イチモツ’を隠すのには、十分過ぎる程の大きさのサンプル基板。
これで股間を隠して、ドアーに近づき鍵をかけ直し、難をのがれました。

ちなみに、この基板、この製品のメイン基板で、
名称 マザーボード (mother board)

まさに、母に助けられました!!

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